元西武のマ軍ルブラン、15年かけて大学卒業「戻ってくる気なかった」
今季はマリナーズで先発ローテを担い、自己最高の9勝をマーク
今季マリナーズの先発として9勝をマークしたウェイド・ルブラン投手。2015年に西武に在籍した左腕は、日本では2勝5敗と結果を残せなかったものの、アメリカに戻ってブレークを遂げた。2017年にパイレーツで中継ぎで50試合に登板し、今季はマリナーズで先発ローテ入り。自己最高の9勝をマークした。
そのルブランは12月15日(日本時間16日)、入学から15年の時を経て、在学していたアラバマ大を卒業。米スポーツ専門サイト「ジ・アスレチック」が報じている。
「ロングリリーフ:マリナーズの投手ウェイド・ルブランがどのように学位を取得したか」と題された記事では、ルブランの大学卒業に至るまでの道のりを紹介。「土曜日に34歳のルブランは、彼のプロキャリアとほぼ同じくらい遠回りな旅を終え、大学を卒業した」としている。
2003年にデビルレイズ(現レイズ)からドラフト36巡目(全体1058位)で指名されたが、入団を拒否しアラバマ大学へ進学したルブラン。その3年後の2006年にドラフト2巡目(全体61位)でパドレスに指名され、プロの道を歩み始めた。
それから12年、同大に籍を残したまま、プレーを続けてきたルブラン。本人でさえ、記事の中で「大学を卒業できない方に全財産賭けただろう。ドラフトで指名された時、戻ってくる気なんてなかった。何らかの理由でキャンパスに戻ってくることはあったかもしれないが、予定はなかった」と振り返っているが、なんとか、ここ3年間で人間環境科学の学士号を取得したという。
(Full-Count編集部)