首位打者・内川、本塁打王・村田を輩出も最下位 2008年横浜を振り返ると…
石川以外のレギュラーは移籍か引退 ドラフト指名選手も現役は1人だけ
この顔ぶれで現役選手は野手では内川、石川。投手では桑原、寺原。このうち石川雄洋を除く選手が移籍している。
また今季限りで今は日本ハムの石井裕也が引退。独立リーグ栃木の村田修一も引退。ソフトバンクの吉村裕基も戦力外となっている。
〇ドラフト会議
1位 松本啓二朗(外野手)早稲田大学
2位 藤江均(投手)東邦ガス
3位 山崎憲晴(内野手)横浜商科大学
4位 細山田武史(捕手)早稲田大学
5位 小杉陽太(投手)JR東日本
阪神との競合を経て、早大の強打の外野手松本を獲得。早大からは強肩捕手、細山田も獲得した。
しかしこの中からレギュラー選手は出ず、今は阪神に移籍した山崎憲晴が現役だが、他の選手はプロ球界を去った。
1998年、横浜の街を興奮させた優勝から10年が経ち、当時の主力選手だった石井琢朗や佐伯貴弘、鈴木尚も衰え、チームは沈滞ムードとなった。
横浜はこの年から5年連続で最下位と長いトンネルに入る。この間に経営母体もDeNAに代わり、再生を目指すことになる。
(広尾晃 / Koh Hiroo)