2015年の鷹ドラ1高橋純、1年で4度のフォーム変更も「必要な時間だった」
契約更改交渉を行い、170万円減の1300万円でサイン
ソフトバンクの高橋純平投手が26日、ヤフオクドームの球団事務所で契約更改交渉を行い、170万円減の年俸1300万円でサインした。(金額は推定)
高橋は今季の1軍登板はなし。2軍でも26試合に登板して1勝6敗、防御率6.46と苦しんだ。その要因は、模索を繰り返した投球フォームだ。「昨年の秋から4度変えたことになります。ただ、僕の場合は一度やってみて一定期間やらないとわからないと思っているので、必要な時間だったと思っています」と右腕。さらに「2軍ではありましたが、大きなけがもなく1年間投げ切れたし、その後もプエルトリコでも投げられた。1年間体がもったことでスタートに立てたと思います」とした。
そのプエルトリコのウインターリーグで「久しぶりにコーチがいない環境で、1人になって高校時代を思い出し、自分で考えることの大切さを感じました」という。そのうえで「3年間習ってきたことで自分に合う部分は残しつつ、高校時代の感覚をベースにしていきたい、もっとストレートのスピードを求めていきたいです」と、新たな方向性を見出した。
「ちょっとだけのダウンで、まだ期待していただけているんだと感じた。来年はダウンした分を何倍にもして取り返せるように」といい「最低限の礼儀に加えて、自分の雑な面も出しながら周りと接していきたい。その方が吸収できることも多くなる」と、自分の殻を打ち破ることも目標の1つに加えた。
(藤浦一都 / Kazuto Fujiura)