大谷と新人王争ったアンドゥハー、来夏放出も? 7月の投手陣の状態次第か
先発陣の健康状態次第? 「アンドゥハーがトレード要員で必要性を満たすことも」
ホック記者は「グレゴリアスが7月1日に復帰するとしましょう。そうすると、理論上では、ヤンキースが7月31日(トレード期限)以前に彼らにとってのニーズを査定する時間が生まれることになります」と指摘。そして、仮にその時の先発ローテーションの状態が良くなければ、アンドゥハーを交換要員として投手の補強に動く可能性があるという。
「その時点でのヤンキースのローテーション、特にパクストン、サバシア、タナカ(田中将大)の健康状態はどうなっているでしょうか?それは誰にも読むことはできませんが、もし(ローテーションを補強する)必要性があるならば、アンドゥハーがトレード要員になることで、その必要性を満たすことができます」
さらに、投手陣が万全であっても、「もしスタントンが故障するか、あるいは何らかの理由で外野手としてプレーすることを強いられた場合、彼(アンドゥハー)はDHとして出場することも可能です」ともホック記者は指摘。その時のチーム事情でアンドゥハーの来シーズンの起用法は大きく変わってきそうだ。
では、二刀流の大谷がいなければ新人王に輝いていた可能性が高い有望株が、本当にトレードに出される可能性はあるのだろうか。ホック記者は「ヤンキース内部でアンドゥハーをトレードしたがっている人間がいることを指摘する報道も、これまでに出ています。私としては、それが事実だとは思いません。実際のところ、アンドゥハーが2019年までメジャーの舞台でレギュラーになることは、球団内でも予想されていませんでした」と説明。アンドゥハーはいい意味で周囲を裏切り続けているのだ。
夏の時点でヤンキースが手放せない戦力と考えれば、当然、トレード要員のリストから外れることになる。23歳の若手にとって、“ブレーク直後”となる来季は野球人生の岐路になりそうだ。
(Full-Count編集部)