Wソックスがマチャドに正式オファーも…“わずか“271億円以下「十分ではない」
新契約は総額434億円を超えるとも予想されている中で「真剣なオファー」も…
ドジャースからFAとなっているマニー・マチャド内野手が、ホワイトソックスから正式なオファーを受けたと米メディアが報じた。マチャドの新たな契約の総額は4億ドル(約434億円)を超えるとも予想されているが、ホワイトソックスの提示は2億5000万ドル(約271億円)を下回っている様子で、「十分でない」とされている。
「マニー・マチャドがホワイトソックスから正式なオファーを受けた」とのタイトルで記事を執筆したのは、米全国紙「USAトゥデー」の名物コラムニスト、ボブナイチンゲール記者だ。「4人の関係者がUSAトゥデイに明かしたところによると、フィラデルフィア・フィリーズ以外では、唯一両者(マチャドとブライス・ハーパー)ともに公に関心を示しているシカゴ・ホワイトソックスは、マチャドに長期契約の正式なオファーをした」と伝えている。
今オフのFA市場で目玉となっているマチャドとハーパーだが、新チームが決まることなく越年した。どちらも契約総額は史上最高の4億ドル超になるとも言われ、注目されている中、大きな進展はまだ伝わってきていなかった。ところが、フィリーズと共に度々名前が挙がっていたホワイトソックスがついに正式オファーを出したという。
もっとも、明らかになったオファーの金額は、周囲の想像よりも遥かに低かった。ナイチンゲール記者は「真剣なオファーであり、3億ドルよりも2億ドル(約217億円)に近い金額である可能性が高いが、記者会見のためにマチャドがマイアミからシカゴに飛ぶには十分でない」と紹介。2億ドル台前半であることが濃厚だというのだ。契約年数はそれほど長くないと見られ、マチャドが受け入れる可能性は確かに低いだろう。
最有力候補の1つと見られていたヤンキースは、2年契約を残してブルージェイズからリリースされたトロイ・トゥロウィツキーを獲得。同記者は「ヤンキースがマチャドを獲得すると考えているのであれば、遊撃手トロイ・トゥロウィツキーと最低保証額55万ドル(約6000万円)の契約をせず、先にマチャドにプランを知らせたであろう」と指摘する。トゥロウィツキーは残り2年分の報酬をブルージェイズから受け取るため、ヤンキースは最低保証額で獲得することができたが、その動き自体がマチャドに対する本気度がそれほど高くない“証拠”だというのだ。
FA史上最高の注目株はいったいどこにいくのか。スプリングトレーニングの開始までは、あと約1か月半ほどとなっている。
(Full-Count編集部)