ハーパー&マチャド、総額400億円超契約も「あり得なくない」 米メディア分析
26歳の2人の去就決着は…400億超は「可能性は低いが、あり得なくはない」
今オフのFA市場で大きな注目を浴びているブライス・ハーパー外野手、マニー・マチャド内野手が2人ともまだ契約に至っていない。ただ、26歳と若い2人への評価は高く、4億ドル(約434億円)超も「あり得なくない」と米メディアは伝えている。
ダルビッシュ有投手(カブス)、JD・マルティネス外野手(レッドソックス)、エリック・ホズマー内野手(パドレス)ら大物選手の契約が決まらず、昨年は動きが遅かったFA市場。今オフは、パトリック・コービン(ナショナルズ)、ネーサン・イオバルディ(レッドソックス)、チャーリー・モートン(レイズ)ら先発投手の去就が早々に決着し、順調に進むかと見られていたが、野手は最注目のハーパーとマチャドが決まらない。
ESPNはストーブリーグの特集の中で「球界がマニーとブライスを待っている理由」との小見出しをつけて解説。「ブライス・ハーパーかマニー・マチャドが2月に契約するとしたら、スプリングトレーニング直前に9桁の契約を手にする最初の選手ではない。ユウ・ダルビッシュ、エリック・ホズマー、JD・マルティネスは2018年2月にそれぞれ1億ドル(約108億円)以上の契約を手にした。マチャドとハーパーは、明らかにそれより高額を狙っている」とし、「優に2億ドル(約217億円)超え、3億ドル(約325億円)超の可能性も高く、4億ドル超の可能性は低いが、あり得なくはない」としている。
メジャーリーグ史上最高の年俸総額は、ジャンカルロ・スタントン外野手(ヤンキース)が前所属のマーリンズと結んだ3億2500万ドル(約352億円)。これを超える可能性が高いとも言われる2人の契約が決まらないと、市場全体が停滞することになる。
「2番手や3番手の選手たちは、いくつかの球団がハーパーとマチャドに大金を使おうとするのを見て、FA市場で最大の大物たちを獲得できなかった球団が、2番手の選択肢を狙うと考えている。決してこれは完璧なロジックではない。中流の選手が多く、スターと若手たちで構成されるシステムに球界が次第に移行している中、最高の選手たち以外の年俸は更に低くなるかもしれない」
特集ではこのように結論づけている。まずはハーパーとマチャドがどれほどの契約を結ぶのか、米球界は注目している。
(Full-Count編集部)