菊池雄星は「イチローほど大胆な服装選ばず」 MLB公式が画像で入団時を比較
2001年のイチローは“ヒップホップ系”ファッション
西武からポスティングシステム(入札制度)を利用してマリナーズへ移籍した菊池雄星投手が、3日(日本時間4日)の入団会見で“イチロー愛”を語ったことが米国でも話題となっている。MLB公式サイトの動画コーナー「Cut4」では、イチロー外野手が入団した時との服装の違いにも注目。両者の写真を並べて比較している。
「Cut4」は「キクチにとってイチローは“雲の上の存在”であり、実在するのか確かではない」とのタイトルで記事を掲載。まずは「木曜日にマリナーズは、月曜日に契約した27歳投手のユウセイ・キクチをメディアに正式に紹介した。彼は2019年シーズン開幕を日本で迎えるだけでなく、すでにイチローという伝説的な日本人野球選手がいるチームに入団する」と言及している。
そして、「キクチは初日にイチローほど大胆な服装を選ばなかったことが分かる」と指摘。昨年3月、地元紙「シアトル・タイムズ」が公式ツイッターで投稿したイチローの画像と3日にマリナーズが公式ツイッターで投稿した菊池の画像を並べている。「シアトル・タイムズ」の画像は、2001年と2018年のイチローのマリナーズ加入時の服装を比較したもの。2001年は、大きめの服に身を包んだ“ヒップホップ系”ファッションだった。
また、特集では「驚くことではないが、キクチはイチローを尊敬している」と紹介。菊池が記者会見で、イチローについて「雲の上の存在」と語ったことに言及している。そして「我々も同じように感じているよ、ユウセイ」と、イチローがメジャー1年目に見せた伝説のレーザービーム送球の動画を掲載。さらに、2015年のイチローのメジャー初登板の動画も使った上で「もしかしたら、イチローはキクチがレパートリーにカーブを加えるのを手助けすることさえできるかもしれない」とも伝えている。
菊池は、記者会見で「まず、最初にイチローさんが本当に雲の上の存在過ぎて、会うまでちょっと信じられないというのが本当のところです」と話していたが、特集は最後に「キクチにとっても皆にとっても幸運なことに、イチローは実在している」という言葉で締めくくられている。メジャーのキャリアをスタートさせる左腕にとって、“レジェンド“の存在は間違いなく大きなものとなるはずだ。