元西武ルブランが菊池雄星の速球をベタ褒め「ブルドーザーのようになぎ倒す」
今季からはマリナーズで再びチームメイトとして共闘
西武からポスティングされ、マリナーズと4年契約を結んだ菊池雄星投手。マリナーズはチーム再建の真っ只中にあるが、ジェリー・ディポトGMは再建の軸として菊池を置く構えであることを明らかにしている。今季はメジャーへの適応期に充て、2020年にはフル稼働での活躍が期待される27歳左腕。新たな環境で慣れないことも多い中、心強いのは2015年に西武でチームメイトだったウェイド・ルブラン投手の存在だろう。
今季からマリナーズで再び菊池のチームメイトとなるルブランは、米スポーツ専門サイト「ジ・アスレチック」の取材に応じ、菊池の投げる速球について大絶賛している。
西武に移籍した2015年。当時エースだった岸孝之(現楽天)の存在しか知らなかったというが、チームに加わるとすぐに目に留まった存在があった。それが菊池だったという。ルブランは菊池の速球について「その伸びは信じられない程」と絶賛。さらに、その速球には「打者をブルドーザーのようになぎ倒す」イメージがあり、「大きなパワーと強い意志がこもる」とベタ褒めしている。
記事では、マリナーズの球団内では「キクチの速球の球速はメジャーで十分通用し、投球フォームに惑わされる打者も多いと分析している」と指摘。「左打者に限らず有効なスライダーも武器と考えられている」と紹介している。
メジャー移籍した日本人先発投手は、先発スケジュールの違いへの適応が課題となる。そこで、チームを短期で再生させて2020年には優勝争いを狙える体制にしたいディポトGMは、チームの現状を利用して、菊池にも今季1年をかけて焦らずじっくりとメジャー流に適応させたい構えだ。
まずはルブランが絶賛する速球がメジャーでどこまで通用するのか。実際に投げてみた感覚を元に、微調整を繰り返しながら適応していくことになりそうだ。
(Full-Count編集部)