ハム吉田輝星、2月紅白戦で“先輩ドラ1”との対決望む「清宮さんと対戦したい」

新人合同自主トレに臨んだ日本ハムのドラフト1位ルーキー・吉田輝星【写真:荒川祐史】
新人合同自主トレに臨んだ日本ハムのドラフト1位ルーキー・吉田輝星【写真:荒川祐史】

新人合同自主トレ初日でプロの第一歩、栗山監督も惚れ直す「野球がうまい」

 日本ハムのドラフト1位ルーキー・吉田輝星投手が9日、千葉・鎌ヶ谷で行われた新人合同自主トレでプロとしてのスタートを切った。

 午前10時に合宿所を出ると、球場入口まで約700人のファンが待ち構えていた。報道陣も34社83人が集結。「たくさんいて、びっくりしました。あんな中でやったことがないので」と注目度の高さに驚きながらも、ランニングやキャッチボールなど初日のメニューを軽快にこなした。

 昨夏甲子園決勝で戦った柿木蓮投手とペアを組んだキャッチボールでは、約50メートルまで距離を伸ばした。「最近、甲子園の疲れが抜けて、いい調子です」と感触は上々。自主トレを視察した栗山英樹監督も「体もいい感じで締まってきたし、表情もすごく良かった。ここに向かってどういう準備をしてきたかというのが出ていた。キャッチボールの感じが思った通り。体の使い方、野球がうまい」とあらためて惚れ直した。

 昨年10月の国体後に一時増えてしまった体重は現在、昨夏甲子園時から1~2キロ増の81~2キロ。「国体が終わってすごく増えた分は全部落ちました」と吉田輝は万全の体調でプロ初日を迎えていた。

 栗山監督からは新人8人全員に対して、2月16日の紅白戦(沖縄・国頭)を目指すよう指示が出された。「1か月あれば、体のキレや可動域が変わる」とレベルアップして勝負の2月16日に挑むつもりだ。「同じチームの先輩なのでビビる……とならずに、いつも通りのピッチングができればいい。清宮さんと対戦したい」とイメージをふくらませた。

(石川加奈子 / Kanako Ishikawa)

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