日ハムドラ7福田、“鎌ヶ谷初日”に鎌ヶ谷卒業を誓う「早く1軍に上がりたい」
鎌ヶ谷は「いい施設」も…「ここにいてはいけない」
日本ハムにドラフト7位で入団した福田俊投手が9日、千葉・鎌ヶ谷で行われた新人合同自主トレでプロとしての第一歩を踏み出した。
約700人のファンと83人の報道陣が見つめる中での自主トレ初日。「慣れない環境なので、緊張感があったけれど、1日目が終わって良かったです。ホッとしています」と頬を緩めた。
北海道では積雪があるため、この時期に屋外で練習することはなかった。「広いところで体を動かせるのはいいですね」とグラウンドに強風が吹き荒れる中でも気持ちよさそうにランニングやキャッチボールをこなした。「今までの環境とは違い、いい施設。でも、ここにいてはいけない。早く1軍に上がりたい」と鎌ヶ谷初日に鎌ヶ谷卒業を誓った。
栗山英樹監督からは、2月16日の紅白戦(沖縄・国頭)に合わせるように指示があった。「そこにベストな状態に持っていけるようにやっていきたいです。マウンドに立った時にまずは相手バッターに気持ちで負けたくない」と力を込めた。
「人見知り。コミュニケーション能力がないです」と自らの性格を表現するが、チームには心強い味方がいる。横浜創学館高の先輩に当たる石井裕也打撃投手だ。両耳に障害を抱えながらプロ14年間で329試合に登板して昨季限りで現役引退した。尊敬する同じ左腕の先輩とは8日にグラウンドで顔を合わせた。「まだ挨拶程度ですが、これからいろいろ聞きたいです」と目を輝かせた。
(石川加奈子 / Kanako Ishikawa)