ハム栗山監督が語る新人の魅力 万波は「スケール大きい」、柿木は「体できてる」
ドラ1吉田は「体がいい感じで締まってきた」、田宮は「動き良かった」
日本ハムの栗山英樹監督が9日、千葉・鎌ヶ谷でスタートした新人合同自主トレを視察。「とても楽しみ」と声を弾ませた。
新人8人のプレーはこれまで、ほぼ映像でしか見たことがなかった。実際に動いている姿を見て「学生服や私服で会っている時よりも、野球選手としてのバランスがいいという選手が多かった」とうれしそうに語った。
ドラフト1位の吉田輝星投手については「体もいい感じで締まってきたし、表情もすごく良かった。ここに向かってどういう準備をしてきたかというのが出ていた。キャッチボールの感じが思った通り」とあらためて惚れ直した。
ほかの選手の魅力についても言及。「アップでの体の動きを見ていたら、万波(中正外野手)のスケールの大きさがすごくあるし、柿木(蓮投手)は落ち着いた感じ。体ができているな、自分のやるべきこと知っているなという部分がある。動きとしては田宮(裕涼捕手)なんかもすごく良かった。高校生が多い時は、高校生が中心になって動くので、それを生田目(翼投手)も福田(俊投手)もちゃんと捉えながらやってくれている。ティーでバットを振ったら、野村佑希(内野手)の感じがいい。打つ方は何も直すことがない。あのままいってほしいよね。普通に打つだろうなという感じがする」と印象を語った。
前日8日には合宿所で一人一人と面談し、この日もグラウンドに8人を集めて口を開いた。「うちのスタートは2月16日の紅白戦。それをしっかりと目指してくれ」と最初の目標を設定。さらにケガのないように準備することと、人として成長することを求めた。
「僕にとっては、10年目(の選手)も1年目(の選手)も関係ない。勝つためにみんなの力が必要だと伝えた。アマチュア時代にイメージがある選手もいると思いますけど、そのままをファイターズのために出してくれると信じている」と期待を寄せた。
(石川加奈子 / Kanako Ishikawa)