広島移籍の長野、「人的補償」で“歴代2位“の通算安打&前年100安打以上は初

丸と長野は“互角の実績”?

 丸佳浩と長野久義は、年齢は5歳違いだが、偶然にも1軍デビュー年が同じ2010年。左打者、右打者の違いはあるが、同じ外野手であり、キャリアの数字は近い。

○通算成績
丸佳浩
1089試合3854打数1079安打147本塁打540打点140盗塁 打率.280
長野久義
1209試合4441打数1271安打137本塁打500打点93盗塁 打率.286 

 丸が控え選手からスタートしたのに対し、長野は1年目からレギュラーで新人王。その差もあって、通算成績は長野のほうがやや上だ。しかし通算成績を143試合に換算すると

○通算成績を143試合に換算
丸佳浩
143試合506打数142安打19本塁打71打点18盗塁 打率.280
長野久義
143試合525打数150安打16本塁打59打点11盗塁 打率.286

 驚くほどよく似ている。タイトルは丸が盗塁王1回、最多安打1回、長野が首位打者1回、最多安打1回。実績的にはほぼ互角だ。

 丸は2年連続でMVPに輝いており、トレード候補になることは考えられないが、数字的に見れば、「同じくらいの実績の外野手のトレード」とみることもできる。

 しかし今回の移籍は、長野にとっても悪い話ではない。巨人はただでさえも力が同程度の外野手がひしめいている。そこに大物の丸が加入し、競争はさらに激化する。広島も選手層は厚いが、外野で活路を見出す可能性は巨人よりも高そうだ。違う球団で、異なるスタイルの野球を経験するのは、長野のキャリアにとってもプラスになるのではないか。

(広尾晃 / Koh Hiroo)

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