広島移籍の長野、「人的補償」で“歴代2位“の通算安打&前年100安打以上は初

2013年のWBCでも活躍した長野久義【写真:Getty Images】
2013年のWBCでも活躍した長野久義【写真:Getty Images】

巨人にFA移籍した丸の人的補償で長野が広島に流失、内海に続いて異例の大物移籍

 新年早々に発表された、長野久義外野手の「人的補償」での広島移籍は、大きなニュースになっている。長野が巨人生え抜きの大物選手で、しかも前年もレギュラー選手だったからだ。

 選手がFA権を行使して移籍すると、移籍先の球団は移籍元の球団に、移籍する選手の旧年俸に基づいた「金銭補償」をする。さらに年俸ランキングが高い選手の場合、移籍元球団が希望すれば「人的補償」も要求することができる。

「人的補償」は、移籍先球団がプロテクトした28人以外の選手の中から移籍元球団が選択する。ただし外国人選手は選択できない。

 これまでの例では、移籍先球団は実績ある主力選手をプロテクトするため、「人的補償」は若手選手になることが多かった。しかし、今回の巨人は、若返りをはかるために内海哲也、長野久義という実績あるベテランをプロテクトから外した。そして西武、広島が2人を選択したのだ。

 その経緯に何ら問題はないが、これだけの大物選手が移籍するのは異例だ。どちらも生え抜きのスター選手であり、特に長野は、前年も主力選手として活躍していたからだ。

巨人生え抜きの主力選手が“まさか”の「人的補償」

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