日ハムドラ2野村、フィジカルチェックで強化ポイント発見 「もう少し腕周りを太く」
初日に栗山監督からは「打つ方は何も直すことがない」と太鼓判
日本ハムのドラフト2位ルーキー・野村佑希内野手が10日、千葉・鎌ヶ谷での新人合同自主トレ第1クールを終えた。
プロとしてのスタートを切った2日間を「いろんな練習ができるので楽しくできました」と充実感たっぷりに振り返った。トレーニングの意味を一つ一つ教えてもらいながら実行して「ただやるだけじゃなくて、考えてやるということは新鮮でした」と目を輝かせながら吸収している。
花咲徳栄高時代は高校通算58本塁打を放った。初日を視察した栗山英樹監督からは「打つ方は何も直すことがない。あのままいってほしいよ。普通に打つだろうなという感じがする」と高い評価をもらった右の大砲候補だ。
この日の練習の最後には形態測定とフィジカルチェックで体型が数値化され、具体的な強化ポイントが見えてきた。「もう少し腕周りを太くしたいです。遠くに飛ばすバッターはそういうところが太いと思うので、もっと筋肉をつけていきたいです」と力を込めた。
大渕隆スカウト部長が行う講義では、プロの厳しさを学んだ。「プロ野球生活は始まったと同時に引退の可能性が始まっている。2軍は本番じゃない。1軍に上がってからチームの役に立つので、早く1軍に上がれるように頑張れと言われました。一人一人いろんな期待があると思うんですけど、その期待にしっかり答えられるように頑張りたいです」と早期の1軍デビューをあらためて誓った。
(石川加奈子 / Kanako Ishikawa)