ダル復活なら「ハーパー獲得と同じくらい効果的」 MLB公式がキーマンに指名
カブス移籍2シーズン目を迎えるダルビッシュは「健康なら球界を代表する投手」
今季でカブス移籍2シーズン目を迎えるダルビッシュ有投手。昨季は故障に苦しみ悔しい1年となったが、MLB公式サイトはダルビッシュにカブス飛躍のキーマンとして注目している。
MLB公式サイトは「チーム内の選手たちの活躍により、2019年にチームが躍進する可能性がある」と見出しを付け、新戦力以外の選手に注目。トレードなど今オフも各球団で様々な補強が行われているが「チームが向上するためには選手獲得も1つであるが、時として答えはチームのロースターの中で見つかることもある」とレポートし、カブスではダルビッシュの名を挙げている。
ダルビッシュは昨オフ、カブスと6年1億2600万ドル(約136億6800万円)の大型契約を結んだ。だが、現地5月20日レッズ戦での先発を最後に戦線離脱し、8試合の登板に終わっていた。記事ではダルビッシュが再びケガをした時の保険として「今オフにコール・ハメルズの2000万ドル(約21億7000万円)のオプションを行使し、それが金銭面でハーパーのような選手たちの獲得に動けない理由かもしれない」と、大きな補強に動いていない現状を説明。当初、今オフのFA市場で最大の目玉となっているブライス・ハーパー外野手の争奪戦で最有力候補と見られていたカブスだが、目立った動きは見られていない。
だが、ダルビッシュは現在、投球を再開するなど復帰に向け順調にリハビリをこなしており「ダルビッシュが万全であればカブスにとってハーパー獲得と同じくらい効果的となるだろう。ダルビッシュは健康であれば、球界を代表する投手の一人であり、ハメルズとレスターの年齢が上がっていく中、カブスは今まで以上に彼にそうした投手になってもらう必要がある」と完全復活に期待を寄せている。
これまでセオ・エプスタイン編成本部長もリハビリを続ける右腕について「非常に素晴らしい状態」と明かし、ダルビッシュが先発ローテに必要不可欠な存在であると強調している。2016年以来3年ぶりの世界一に向け、チームはダルビッシュの力を必要としている。
(Full-Count編集部)