大谷に続く!? 「オープナー」で革命起こしたレイズ、“二刀流”候補を獲得か

ホワイトソックスから「ノンテンダーFA」となったマット・デビッドソン【写真:Getty Images】
ホワイトソックスから「ノンテンダーFA」となったマット・デビッドソン【写真:Getty Images】

ホワイトソックスからFAのデビッドソンに興味? 「二刀流を加えるかも」

 ホワイトソックスから「ノンテンダーFA」となったマット・デビッドソン内野手について、レイズが二刀流として獲得する可能性があると、米メディアが報じた。昨季は主にDHや一塁手として出場しながら、投手としても3試合登板で3イニング無失点と好投した27歳が、エンゼルスの大谷翔平投手に続いて二刀流としてキャリアを刻むことになるのだろうか。

 MLB公式サイトは「報道によると、レイズは二刀流としてデビッドソン獲得を考えている」との見出しで、特集を掲載した。救援投手を先発で起用し、その後に先発投手が出てきたり、細かく中継ぎ投手で繋いでいく戦術「オープナー」を採用し、昨季メジャーに革命を起こしたレイズが獲得に動いているという点で、注目を集めている。

 レイズがデビッドソンに興味を示していると報じたのは、米メディア「ジ・アスレチック」の名物記者で、スクープを連発することで知られるケン・ローゼンタール氏。デビッドソンはシーズン後にホワイトソックスから来季契約を提示されず、「ノンテンダーFA」となっていた。記事では「レイズはクリエイティブな戦略を採用することで知られていて、次のプランは2019年のロースターに二刀流を加えることかもしれない」と分析。さらに、「普通ではないように見えるが、もし両者が合意に達したら、レイズにとってとても理にかなった動きかもしれない」とも伝えている。

 レイズは右打者を必要としており、ブルペンに人員を加えることにも「メリットがあるかもしれない」という。レイズでは、2017年のドラフト1巡目(全体4位)で獲得した次世代のスター候補、ブレンダン・マッケイがマイナーで打者と投手の両方をこなしており、デビッドソンも加入すれば二刀流をこなす可能性があると記事では分析している。

「デビッドソンは今後二刀流としてプレーすることに興味を示しているが、彼の投球の能力は未知数である」

 特集では、このように指摘しつつ、ほとんど大差で負けている展開での登板ながらデビッドソンが昨季3登板で全て無失点に抑えたことを紹介。そして、「彼の直球は90マイル台前半(90マイル=約145キロ)であり、変化球も投げることができ、ヤンキースの外野手ジャンカルロ・スタントンとレンジャーズの内野手ルーグネッド・オドルから三振を奪った」とも言及している。

 大谷が二刀流として結果を残したことで、メジャーリーグには確実に新たな“流れ”が生まれつつある。

(Full-Count編集部)

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