なぜ広島を1年で自由契約となったブレイシアを…世界一Rソックスの補強“秘話”
1年前の獲得“秘話”を地元メディアが特集「クローザー候補を発掘した1周年記念」
2018年、圧倒的な強さを見せて世界一に輝いたレッドソックス。レギュラーシーズン108勝(54敗)を挙げた最強軍団の中でキーマンの一人となったのが、ライアン・ブレイシア投手だ。メジャーで目立った実績はなく、2017年にプレーした広島も1年で自由契約となった右腕をレッドソックスはなぜ獲得したのか。ボストンの地元ラジオ局「WEEI」の電子版が特集している。
ブレイシアは2013年にエンゼルスでメジャーデビューを果たし、7試合登板で防御率2.00という成績を残したものの、その後はマイナー生活に。2017年に広島に加入したが、26試合登板で2勝1敗1セーブ2ホールド、防御率3.00という成績で1年で自由契約となった。そんな右腕を昨オフにマイナー契約で獲得したのが、レッドソックスだった。
「レッドソックスがクローザー候補を発掘した1周年記念」とのタイトルで特集を掲載した「WEEI」では、レッドソックスのスカウトを務めるスティーブ・ペック氏への取材から、当時を振り返っている。
1年前、フロントオフィスから視察するためにブレイシアの名前を聞かされたペック氏は、その名前をしっかり覚えていたという。取材に対して、同氏は「2、3年前に彼がエンゼルスにいる時に見たことがあった。彼が日本に行き、広島にいる間は見ていなかったが、チェックはしていた。彼のことを知っていたし、見に行きたいと思った」と話している。レッドソックスがブレイシアに興味を持ったきっかけは、本人からファームディレクターに直接送られたメールだったという。