平成最後の野球殿堂入り発表、立浪和義氏が候補5年目で選出 権藤博氏ら計3人
新たに3人が殿堂入り、エキスパート表彰の権藤氏は監督として横浜で日本一
平成最後の野球殿堂入り選手が15日、野球殿堂博物館から発表され、新たに3人が殿堂入りした。
公益財団法人野球殿堂博物館は同日、「平成31年野球殿堂入り通知式」を開催。競技者表彰委員会からは、プレーヤー表彰で昨年242票(65.8%)で次点だった立浪和義氏(49)が45票上乗せし、287票(77.4%)で選出。エキスパート表彰では、同じく昨年次点だった権藤博氏(80)が102票(76.7%)を集めて新たに殿堂入りした。特別表彰委員会からは、元日本高等学校野球連盟会長の脇村春夫氏(87)が選出され、殿堂入りは204名になった。
立浪氏は中日一筋で活躍して2000本安打(通算2480安打)を達成し、通算487二塁打のNPB記録保持者。2015年の投票から候補入りし、5年目で選出された。権藤氏は中日入団初年度に35勝をマーク。監督としても横浜ベイスターズ(現横浜DeNA)を1998年にリーグ優勝、日本一に導いた。
プレーヤー表彰は引退後5年以上が経過した選手で、その後15年間が選考対象。エキスパート表彰は、プロ野球のコーチ、監督で引退後6か月以上経過したか、引退後21年以上経過したプロ野球選手を対象にしている。
(細野能功 / Yoshinori Hosono)