元Gマイコラスは「次の数年も活躍」 米メディア予想、来オフFA選手で高評価
来オフFAの“格付け”で15位、カージナルス残留へ「関係を断つべき理由はない」
米復帰1年目でブレークしたカージナルスのマイルズ・マイコラス投手は、来オフのストーブリーグの注目株として、早くも米複数メディアで名前が挙がっている。米CBSスポーツが掲載した特集「MLBフリーエージェント:先取りFAランキングと2019-2020年のホットストーブシーズンの予想」でも、上位で登場した。
巨人での活躍を評価され、昨オフにカージナルスと2年総額1550万ドル(約16億8000万円)の契約を結んでメジャー復帰を果たしたマイコラスは、18勝4敗、防御率2.83の好成績をマーク。18勝はジョン・レスター(カブス)、マックス・シャーザー(ナショナルズ)というメジャーを代表する先発投手に並ぶリーグ最多で、勝率.818も1位。200回2/3を投げて四球は最少の「29」と抜群の安定感を誇った。
特集では、球団がオプションを行使することが予想される選手、契約期間中でオプトアウト(契約破棄)の権利を持つ選手は対象外として、来オフのFA市場で注目される選手のランキングを作成。マイコラスは15位と“格付け”された。
寸評では「(このランキングに関して)マイコラスの詳細を把握するのは容易なことではない。なぜなら彼は、日本から復帰して平均以上のシーズンをたった1度過ごしたばかりで、それも異例のシーズンだったからだ」と指摘。「異例のシーズン」とした理由は、奪三振数(146)、与四球数ともに少なく、GB(Ground ball = ゴロ)率49.3%という数字も「Good」以上「Great」未満だからだという。
「現在のMLBにおいて、そこまでたくさんのインフィールドへの打球を打たせるスタイルは、長期間で通用するだろうか?」と投げかけた上で「マイコラスは例外であり、次の数年間も活躍するというのが、我々の意見である」と分析。今季以降も活躍を続けられるというのが、「CBSスポーツ」の見立てだ。そのうえで、2020年もカージナルスに残留すると予想。「双方にとって関係を断つべき理由はない。既に機能しているのである」と結論づけている。
なお、CBSスポーツが“格付け“した来オフのFAランキングトップ10は以下の通りとなっている。
1位:ゲリット・コール投手
2位:ノーラン・アレナド内野手
3位:サンダー・ボガーツ内野手
4位:アンソニー・レンドン内野手
5位:マディソン・バムガーナー投手
6位:クリス・セール投手
7位:JD・マルティネス外野手
8位:ジャスティン・バーランダー投手
9位:ポール・ゴールドシュミット内野手
10位:ヤスマニー・グランダル捕手
(Full-Count編集部)