日ハム井口、課題の左打者対策へ…カットボールの精度向上が鍵「武器に」
右も左も抑えて勝利の方程式入りへ「ちゃんと練習して」
日本ハムの4年目右腕・井口和朋投手が千葉・鎌ヶ谷で精力的に自主トレを行っている。
年明けは5日からブルペン入り。「どんどん投げていきたい。キャンプに入るまでに3、4回キャッチャーを座らせて投げたいと考えています」とペースを上げていく。
昨季は31試合に登板して防御率2.48、7ホールド1セーブと存在感を発揮した。今季に向けての課題は、左打者対策。右打者の被打率.188対して、左打者は.295と苦戦したからだ。
左打者を抑えるため、昨季終盤からカットボールの習得に取り組んでいる。「引き出しの1つとして、カットボールで左バッターのインコースを使いたいと思っています。公式戦ではまだ何試合しか使っていないですが、ちゃんと練習して武器にしたい」と力を込める。
右も左も抑えられれば、勝利の方程式入りが近づく。信頼されるセットアッパーになるため、カットボールの精度に磨きをかける。
(石川加奈子 / Kanako Ishikawa)