巨人は内海&長野流出、鷹は補強ゼロ ロッテがレアード獲得…12球団補強の進捗

今オフに人的補償として巨人から移籍した長野久義(左)と内海哲也【写真:Getty Images、荒川祐史】
今オフに人的補償として巨人から移籍した長野久義(左)と内海哲也【写真:Getty Images、荒川祐史】

キャンプインまであと2週間ほど、戦力編成も佳境

 2019年が始まって2週間が経過した。2月1日にキャンプインまで、あと半月。選手たちの自主トレの情報がメディアに出てくるようになり、迫りくる球春到来が待ちきれなくなっているファンもいるのではないだろうか。

 シーズンオフに入ってから続々と発表されてきた各球団の戦力編成もいよいよ佳境。1月に入ってからも、新外国人の発表があったり、FAでの人的補償が決まるなど、動きがあった。それでは、ここまで各球団から発表された補強を振り返ってみよう。

○セ・リーグ
【広島】
カイル・レグナルト投手(メッツ傘下)
菊池保則投手(楽天からトレード)
ケーシー・ローレンス投手(マリナーズ)
長野久義外野手(FA人的補償)

【ヤクルト】
寺原隼人投手(ソフトバンク戦力外)
五十嵐亮太投手(ソフトバンク戦力外)
スコット・マクガフ投手(ロッキーズ傘下)
アルバート・スアレス投手(ダイヤモンドバックス傘下)
高梨裕稔投手(日本ハムからトレード)
太田賢吾内野手(日本ハムからトレード)

【巨人】
丸佳浩外野手(広島からFA)
炭谷銀仁朗捕手(西武からFA)
中島宏之内野手(オリックス自由契約)
岩隈久志投手(マリナーズ退団)
クリスチャン・ビヤヌエバ内野手(パドレス)
ライアン・クック投手(マリナーズ)
イスラエル・モタ外野手(育成、元ナショナルズ傘下)
レイミン・ラモス投手(育成、レイズ傘下)
山下亜文投手(育成、ソフトバンク戦力外)
上原浩治投手(自由契約→再契約)

【DeNA】
中井大介内野手(巨人戦力外)
古村徹投手(BC富山)

【中日】
エンニー・ロメロ投手(ロイヤルズ傘下)
渡辺勝外野手(育成→支配下)

【阪神】
西勇輝投手(オリックスからFA)
ピアース・ジョンソン投手(ジャイアンツ)
オネルキ・ガルシア投手(中日から自由契約)
ジェフリー・マルテ内野手(エンゼルス)

 12球団で最多となる9選手を補強している巨人(再契約の上原を除く)。12月下旬には守護神候補のライアン・クック投手の獲得を発表した。だが、1月に入り、チームが激震に襲われた。FAで獲得した丸佳浩外野手の人的補償として、生え抜きベテランの長野久義外野手が選ばれ、広島へと移籍した。炭谷銀仁朗の人的補償で西武に移籍となった内海哲也投手に続く衝撃となった。

 ヤクルトはトレードで日本ハムから高梨と太田を獲得。マクガフ、スアレスの両助っ人に加え、ソフトバンクの寺原も補強していた。さらには、寺原とともにソフトバンクを戦力外となっていた五十嵐亮太も獲得。阪神も課題だった強打者補強としてエンゼルスからジェフリー・マルテ内野手を獲得した。

 DeNAと中日は今オフ新たに補強したのは2人だけ。DeNAは巨人を戦力外となった中井と、独立リーグを経て復帰となる古村のみ。中日はガルシアの代役として期待されるロメロと育成から支配下に昇格した渡辺の2人。昨季Bクラスに沈んだ両チームだが、オフの動きは活発ではなかった。

年末から1月にかけてロッテに大きな動き

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