今季ダルビッシュは「違いを生む男になれる」 マドン監督が右腕復活に太鼓判
自身開催の慈善活動で断言「ユウについていい話しか聞いていない」
カブスのジョー・マドン監督は17日(日本時間18日)、シカゴでホームレスに食事を提供する慈善活動を開催。その際、集まった報道陣に対して、今季のダルビッシュ有投手は「本物の違いを生む男になれる」と話し、大きな期待を寄せたという。地元ラジオ局「ザ・スコア670」公式サイトが伝えている。
最近数年に比べ、今冬のカブスは比較的静かなオフを過ごしているが、マドン監督は今季戦力に大きな自信を見せたという。その大きな理由の1つが、昨季は故障続きで思うようなパフォーマンスが見せられなかったダルビッシュの存在だ。
日本人右腕は、昨年8月に右肘のストレス反応と右上腕三頭筋の挫傷と診断され、9月に右肘の関節鏡視下手術を受けた。その後は順調に回復し、現在はキャンプインに向けて準備を進めているという。マドン監督は「ユウについていい話しか聞かない」と順調な経過を強調。さらに「彼がいい投手なのは分かっている。先発5人の一角となれば、我々にとってとてつもなく大きな違い」だと話し、「本物の違いを生む男になれる」と太鼓判を押したという。
昨年2月にカブスと6年1億2600万ドル(約137億7800万円)の大型契約を結んだが、右腕の状態が思わしくなく、5月20日を最後にメジャーのマウンドから遠ざかっていた。今季こそ期待に応えたいという思いは、誰よりもダルビッシュが強く持っているはず。3年ぶりのワールドシリーズ優勝を目指すチームのためにも、圧倒的なパフォーマンスを見せつけたい。
(Full-Count編集部)