巨人移籍のビヤヌエバを放出したパドレスに疑問の声も MLB公式「損失は大きい」
対左投手では打率.336を記録しプラトーン起用も検討も…
今季からパドレスから巨人に移籍し活躍が期待されるクリスチャン・ビヤヌエバ内野手。昨季ルーキーシーズンで20本塁打を放ち、4月にはナ・リーグ月間最優秀新人を獲得した有望株を手放したパドレスにMLB公式サイトは疑問の声を挙げている。
MLB公式は「混戦のパドレス外野で先発する選手は?」と見出しを付け特集。その中で球団のオフシーズンの課題が外野と三塁だったことに言及。記事では外野手にはタレントが揃っているが、三塁のポジションが不足していることを指摘している。
ビヤヌエバは昨季、主に三塁手として110試合に出場。3、4月には打率.321、8本塁打、19打点と活躍。最終的には打率.236、20本塁打、46打点の成績を残していた。そして記事の中では読者から「彼を2019年にプラトーン起用するという話はあったのか? 彼は右腕を苦手としていた。しかし彼は2018年、対左腕では球界最高の三塁手だった」と鋭い質問が届いていた。
対左投手では113打数38安打の打率.336と好成績を残したビヤヌエバだが「まさにそのとおりだ。昨季、対左腕でのビヤヌエバのwRC+は198だった。つまり、彼はリーグ平均を98%上回っている。この数字はノーラン・アレナド、クリス・ブライアントを上回る」と回答。そして「タイ・フランスが三塁で先発するかもしれないが、ビヤヌエバの損失は大きい」と伝えている。
シーズンを通してレギュラーとして活躍することは難しいが、パドレスは相手投手によってのビヤヌエバをプラトーン起用を検討していたという。「彼は2019年の計画に入っていた。しかし球団の目的は三塁での長期的解決策を得ることだ。パドレスはビヤヌエバが答えになるとは信じておらず、彼を行かせた」と言及している。
日本行きを決めたビヤヌエバは巨人で成功することはできるのか。MLBで苦手とした右投手の攻略が鍵を握りそうだ。
(Full-Count編集部)