Rソックスの新守護神候補に浮上 元広島ブレイシアは「どう感じている」?
新守護神の有力候補「ブレイシアは9回に投げることについてどう感じているか?」
今季のレッドソックスでクローザーの有力候補として名前が挙がっているのが、元広島のライアン・ブレイシア投手だ。広島を2017年の1年のみで自由契約となり、昨オフにマイナー契約で名門球団に加入した右腕は、結果を残して這い上がり、メジャーでも圧巻の投球を披露。ワールドシリーズ制覇にも大きく貢献した。そして、クレイグ・キンブレル投手がFAで抜けた今季は守護神を任される可能性も出ている。地元紙「イーグル・トリビューン」は「ライアン・ブレイシアは9回に投げることについてどう感じているか?」との見出しで特集を掲載。本人の胸中に迫っている。
記事では、キンブレルがまだFAとして市場に残っていることに触れつつ、レッドソックスのデーブ・ドンブロウスキー編成本部長がクローザーに大金を費やさない方針を取っていると指摘。キンブレルは大型契約を求めていると報じられており、再契約の可能性は極めて低い。つまり、すでにチームに所属している選手から、新クローザーを探すことになる。
そして、ドンブロウスキー編成本部長が具体名を挙げていることも紹介。「クローザーに大金を費やすつもりはない。我々にはその役割をこなせる選手たちがいる。ライアン(・ブレイシア)、マット・バーンズ、スティーブン・ライトのような選手たちにはできると思う」。まさに、ブレイシアは有力候補と考えられているのだ。
特集では、ブレイシアとバーンズの2人について「ポストシーズンで素晴らしかった」としつつ、「2人ともメジャーレベルにおいて僅差でリードした9回に投げたことがない」とも指摘。「2人とも90マイル台後半の直球と良い変化球があり、クローザーの役割をこなす能力を持っている。しかし、9回には魔物がいる」。いくら剛速球と決め球を持っていようと、クローザーという役割は任せられるかはまた別だというのだ。