強力打線は健在、2年目村上の台頭で破壊力アップ…12球団オーダー予想【ヤクルト編】

注目は三遊間のポジション争い、昨季ドラ1の村上はレギュラーを奪えるか

 昨季は小川淳司監督が4年ぶりに復帰し強力打線を武器にリーグ2位と健闘。7年ぶりに日本球界に復帰した青木、一塁へコンバートとなった坂口、若手では西浦が自己最多の138試合に出場するなどチームとしても大きな成長を見せた。

 今オフはソフトバンクを戦力外となった寺原隼人投手、五十嵐亮太投手、新助っ人ではスコット・マクガフ投手、アルバート・スアレス投手を獲得。日本ハムからトレードで高梨裕稔投手、太田賢吾内野手が加入し補強を行った。昨季のチーム防御率4.13はリーグ4位、665失点はリーグワーストだっただけに補強の大半は投手となった。一方、攻撃陣は今季も期待が持てるメンバーが揃っている。

 坂口、青木、山田哲の上位打線は昨シーズン全員が打率3割を超えた。山田哲に至っては3度目のトリプル3を達成し打線の中心として今季も期待される。9シーズン目を迎える4番バレンティンも健在。昨季は131打点をマークして初の打点王を獲得、チームトップの38本塁打も記録した。打率.318、11本塁打で得点圏打率.356を記録した雄平も健在で上位から中軸はほぼ決まりだろう。

 注目は三遊間のポジション争い。三塁には15年首位打者の川端、昨季はルーキーながらプロ初打席初本塁打をマークした大砲候補の村上が火花を散らす。これまでの実績で言えば、川端だが、村上はアジアウインターリーグで2冠王に輝くなどポテンシャルは高い。遊撃では西浦の対抗馬に勝負強い打撃のベテラン・大引が控える。川端、大引は故障がちなのが気になるところ。

 打線は12球団の中でもトップクラスの実力があるだけにケガ人、そして投手陣の整備がリーグ優勝のカギとなるだろう。

(Full-Count編集部)

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