「海にゴミを行かせない」元1軍投手も参加するロッテの「LTO活動」とは?
活動の知名度を上げ て「10年以上続けてい けるようなイベント」 に
LTO活動の今後の課題として、大石氏は「告知が足りなかった」という点を挙げ、ほぼ上野氏のツイッターに頼っていた部分があると分析。「1年間実施してある程度課題が見えたので、1つ1つつぶしながら参加する人を増やしていきたいです」とした。
大石氏は「この活動を通じて参加した皆さんの意識が変わり、スタジアムだけではなく街の中でもゴミを出さなくなれば、よりよい社会になっていくと思います」と話し、「2年、3年、10年以上と続けていけるようなイベントにしたい」という今後の展望を語っていた。
最後に、上野氏に今季の目標について尋ねてみると、次のような答えが返ってきた。
「勝ち負けに関係なく全試合観戦に来られる方もいれば、この試合しか見に来られない人もいるかもしれません。どんなに点差が離れた、負けている試合であっても、そういうことを常に考えてマウンドに立っていたので、その気持ちは球団職員になってからも持ち続けようと心に決めています。その時のチームの雰囲気にかかわらず、お客様の心に何かを残す1日にできるように、LTO活動も含めて、今年もひとりでも多くのお客様に楽しい思い出を作っていただけるような活動、仕事をしていきたいなと思っております」
海と関わりの深い球団として、「海にゴミは行かせない」という活動理念を胸に、社会貢献活動に加わっているロッテ。その一翼を担う上野氏は新たな立場となった今も、マリーンズのために現役時代と変わらぬ”全力投球”を続けている。
(「パ・リーグ インサイト」望月遼太)
(記事提供:パ・リーグ インサイト)