イチローとの再契約は「賢い選択」 マ軍は再建中、米メディアは“復帰”を歓迎
米スポーツ専門サイト「ブリーチャー・レポート」は「若い選手のお手本に」
マリナーズとのマイナー契約に合意し、選手として復帰することになったイチロー外野手。昨季途中に会長付き特別補佐に就任したことで選手としてプレーすることはなくなったものの、チームとともに練習を続け、今季の開幕戦での復帰を目指してきた。3月20日、21日に東京ドームで戦うアスレチックス戦ではベンチ入りを果たすことが確実となっている。
そのイチローの“復帰”を米メディアは好意的に捉えている。米スポーツ専門サイト「ブリーチャー・レポート」も「報道によると、イチロー・スズキがマリナーズとマイナー契約を結ぶ」と伝え、チーム再建中のマリナーズにとって、イチローの存在が好影響を及ぼすと分析している。
まず「USAトゥデイのボブ・ナイチンゲール氏によると、もし、その契約ではスズキがメジャーリーグのロースター入りをすれば、75万ドルが支払われるという」と、ボブ・ナイチンゲール氏の第一報を紹介。「5月にイチローはマリナーズの特別補佐としてフロント入りした。しかしながら、彼は決して正式に選手としての引退を発表していない」と、昨季からのイチローの動向も伝えている。
マイナー契約ながら、選手として“復帰”を果たすことに、同サイトは「マイナー契約を結ぶことで、彼はその素晴らしい経歴にさらに書き足すものを加えようとするだろう。この日本人レジェンドは、なかなかのスピードを備えた依然としてスキルの高い打者であり、野手である。彼がマリナーズのロースター入りを果たすのは、彼の持つ経験とリーダーシップのおかげなのかもしれない」と指摘した。
今オフ、マリナーズはベテランのロビンソン・カノやエース左腕のジェームス・パクストン、守護神のエドウィン・ディアスらを放出し、若手有望株を多くチームに招きいれている。チーム再建中の真っ只中にあり、記事では「シアトルはたくさんの主力選手を放出し、このオフに再建を図っている。イチローのロースター入りは、最近契約をした先発投手のユウセイ・キクチを含む若い選手のお手本となるため、賢い選択かもしれない」とイチローの存在を好意的に捉えていた。
(Full-Count編集部)