Aロッド、薬物疑惑のクレメンス&ボンズの殿堂入り支持 「私にもいつの日か」
2014年に禁止薬物の使用で出場停止処分を受けたアレックス・ロドリゲス氏
元ヤンキースのマリアーノ・リベラ氏は史上初となる100%の得票で米野球殿堂入りを果たした。次なる野球殿堂入りは一体、誰になるのか―。通算696本塁打・元ヤンキースのアレックス・ロドリゲス氏は米メディアのインタビューに応じ薬物疑惑のロジャー・クレメンス氏、バリー・ボンズ氏の殿堂入りを支持している。
米スポーツ専門局「ESPN」電子版はロドリゲス氏のインタビューの様子を「もちろん、ロジャー・クレメンスとバリー・ボンズは殿堂入りに相応しい」と見出しを付け報じている。
記事ではロドリゲス氏が薬物疑惑のあるクレメンス氏、ボンズ氏の2人を支持する理由について「なぜなら、それはつまり私にもいつの日かチャンスがあるということだからだ」と説明。ロドリゲス氏は現役時代の2014年に禁止薬物の使用で出場停止処分を受けており同じ“共通点”を持つ2人が殿堂入りできれば、自身にも可能性があることを言及している。
クレメンス氏とボンズ氏は昨年よりも投票数を伸ばしている現状もあり「私にもチャンスがあると私は毎日祈っているんだ。殿堂は究極の場所なのだから。私は確かに、彼ら両方(の殿堂入り)を支持している。彼ら2人のことが好きだからだ。友達だし、彼らの味方なんだ」と、2人を“擁護”するコメントを口にしている。
通算打率.295、3115安打、696本塁打、2086打点と文句なしの成績を残すロドリゲス氏。改めて殿堂入りについて問われると「私は是非とも、殿堂入りしたいと思っている。しかしながら、(薬物使用で罰を受けたのは)自業自得だと言うことも理解している。もし殿堂入りできないなら、それは仕方ないこと。(殿堂入りできなかったら)他の誰でもなく、自分自身の責任だ」と、腹をくくっている様子。
米殿堂入りは、10年以上連続でメジャー取材をする米国野球記者協会(BBWAA)に所属する記者が投票権を持ち、全投票数の75%以上を獲得した候補者が殿堂入りを果たす。ロドリゲス氏は悲願の殿堂入りを果たすことができるのだろうか。
(Full-Count編集部)