女子野球の醍醐味「開脚キャッチ」を体現する奥村奈未 「無失策でプレーしたい」
開脚キャッチの極意は「思い切って捕りにいく勇気も必要」
――グラブの手入れ方法や保管の仕方は?
「汚れを落とすだけです。重くなると使いにくくなるので、汚れを落とす専門のウェットティッシュ使って磨いています。革の感じを見ながら、乾きすぎないようにオイルを塗っています。使わない時はボールを挟んで、巾着の中で保管します。グラブの上には物を絶対に置かないように意識しています」
――守備で影響を受けた選手、コーチは?
「大山コーチ(現埼玉アストライアコーチ)です。ファーストを始めたアストライア時代に開脚キャッチを教わりました。体は柔らかいほうだったので開脚自体はすぐにできたんですが、タイミングの合わせ方などは難しかったので大山コーチに教わりながら練習しました」
――ずばり開脚キャッチの極意とは?
「送球のタイミングに合わせることは一番重要なんですけど、思い切って捕りにいく勇気も必要だと思います。でも何が何でも捕りにいけば良いわけではないので、『勝負に行く場面』なのか『絶対に後ろに逸らしてはいけない場面』なのかは、常に考えていないとダメですね」
――最後に今シーズンの意気込みを教えてください
「無失策でプレーしたいと思います! 自分自身がエラーをしないように取り組むのは当たり前ですけど、味方の野手が送球ミスをしてもファーストの私がカバーできれば、エラーは付かないのでチームのエラーを最小にするためにも意識して守備に付きたいと思います」
(Full-Count編集部)