西武ドラ1松本航、仕上がり順調 母校・明石商の選抜出場は「励みになる」
投球を初視察の辻監督は目を細める「安定している」
26日、西武第二球場で行われた新人同自主トレでドラフト1位・松本航投手がブルペンに入り、順調な仕上がりを披露した。休養日明けのこの日は捕手を立たせて25球を投じ、前クールから投げ始めたという変化球も織り交ぜて感触を確かめた。ドラ1ルーキーの投球を初めて視察した辻監督は「安定している。投げることができれば十分です」と目を細めた。
母校・明石商業高がセンバツ出場を決めたことについて松本航は「能力的には(他のチームに)負けていない。しっかりと一勝ずつ戦う姿を見ることができたら励みになると思う」と笑顔でエールを送った。
昨年11月には教育実習で同校に赴任。保健体育の授業を担当しながら、野球部との交流もさかんに行っただけに教え子たちの吉報に喜びもひとしおだ。「1球、1試合にかける思いが強く、一つにまとまったチームだと思います。雑草魂というか、気迫みたいなものを感じる」と今年のチームに太鼓判を押した。
「僕も頑張って学生の子たちにプラスになる刺激を与えられたらいいなと思います」と自身もさらなる飛躍を誓った。
(安藤かなみ / Kanami Ando)