「神」と呼ばれた韓国で強打者が美しすぎる歌声を披露!? MLB公式も特集で話題
かつて「GOD(神)」と崇められた韓国のTV番組で披露
ブルワーズのエリック・テームズ内野手が韓国のTV番組で美声を披露したことが米国で話題となっている。テームズはかつて韓国球界で圧倒的な打撃成績を残し、「GOD(神)」と崇められるなど絶大な人気を誇った。MLB公式サイトは24日(同25日)に公式Youtubeチャンネルでテームズの番組出演を追いかける特集動画を公開しており、その歌声や本人のコメントも紹介している。
20日(同21日)に掲載されたMLB公式サイトの動画コーナー「Cut4」の特集によると、テームズが韓国の歌番組「King of Mask Singer」に出演したのは19日。マスクで完全に素顔を隠して登場し、同じマスクマンの対戦相手の男性と一緒にスティービー・ワンダーの名曲「Isn’t She Lovely」を歌い上げた。力強い打撃からは想像できない透き通った歌声を披露している。
テームズは2014年から3シーズンを韓国NCダイノスで過ごしたが、移籍1年目に打率.343、37本塁打、121打点といきなり活躍。2年目の2015年には打率.381で首位打者、47本塁打、140打点、40盗塁をマークしてMVPに輝いた。さらに、2016年も121試合出場で打率.317、40本塁打、118打点を記録。3シーズンで124本塁打、382打点という圧倒的な成績を残したことから韓国では「GOD(神)」と崇められ、デートの最中にもサインを求められる人気ぶりだったと米メディアに明かしている。
記事では「彼は名曲で始めた。彼が覆面を取ると、テームズはK-popを披露した。彼はすべて韓国語で歌い上げた。もちろん、テームズには多くの才能がある。歌手の才能に加え、テームズは非常に力強い。彼は普段、本塁打を放つことでその力を見せる。土曜日、彼は新たな方法で力強さを見せた」と紹介している。
テームズの美声は大きな反響を呼んでおり、MLB公式サイトでは4日後の24日(同25日)に本人に密着した特集動画を公開。番組出演前後のインタビューなども含まれており、テームズは「韓国は第二の故郷だ」と明かした上で「準備万端だったと思う。約5か月間準備したんだ。出演して、楽しむことができて嬉しいよ。みんなを楽しませ、名曲を歌うことができた」と話している。
オフシーズンに披露した意外な“特技”。強打者として知られるテームズが、今後はあらゆる場面で“歌”を求められることが増えるかもしれない。