韓国NCの羅成範が来オフにも入札制度でメジャー挑戦 ボラス代理人とも契約
今季まで5年連続打率3割「1度は挑戦してみたい」
韓国プロ野球のNCダイノスに所属する羅成範(ナ・ソンボム)外野手が、来オフにもポスティングシステム(入札制度)を利用してメジャー挑戦に踏み切ると、韓国メディアが報じている。すでに、敏腕代理人のスコット・ボラス氏とも契約しているという。
現在29歳の羅成範は2013年にNCダイノスでプロデビュー。1年目は打率.243、14本塁打だったが、翌年からは5年連続打率3割、20本塁打をマーク。2016年までは3年連続100打点以上で、2015年は135打点を稼いでいる。昨季は144試合出場で打率.318、23本塁打、91打点。KBO通算では、6シーズンで784試合出場、打率.315、141本塁打、603打点、OPS(出塁率+長打率).911という成績を残している。
韓国メディア「MKスポーツ」は「羅成範がメジャーリーグでプレーする機会を探している」とレポート。羅成範について、「メジャーリーグが注目している韓国人選手の一人」だとして、今季終了後にポスティングシステムでメジャーに挑戦することは可能だとしている。
さらに、今オフに西武からポスティングシステムでマリナーズに移籍した菊池雄星投手の代理人も務めるボラス氏と契約していることにも記事では言及。昨年末にボラス氏がアメリカで開催したトレーニングキャンプにも参加していたという。
羅成範は記事の中で「(メジャーに)1度は挑戦してみたい」としつつ「極端な条件を受け入れることはしたくない。条件が合えば、球団と家族と話していく」とも話している。韓国人選手も、野手はメジャーで苦戦してKBOに復帰するという例が多くなっているが、海を渡ることになるのだろうか。