名手アレナド、年俸調停を回避し年俸28.3億円で合意 “史上最高額”を更新
年俸調停を回避して合意、過去最高の25億円を上回る額で契約へ
ロッキーズは、ノーラン・アレナド内野手との年俸調停を回避し、1年2600万ドル(約28億3000万円)での契約に合意したことを31日(日本時間2月1日)に発表。年俸調停権を持つ選手としては、史上最高額を記録した。
AP通信は「アレナドとロッキーズが、年俸調停有資格者では史上最高額の2600万ドルで合意」との見出しでレポート。そして、「ノーラン・アレナドとコロラド・ロッキーズが年俸調停を回避するために2600万ドルの契約に合意した。年俸調停の権利を持つ選手としては史上最高額である」と伝えている。
年俸調停権を持つ選手のこれまでの史上最高年俸は、ジョシュ・ドナルドソンが昨オフにブルージェイズと結んだ2300万ドル(約25億円)。当初、アレナドは3000万ドル(約32億6600万円)を求め、球団側は2400万ドル(約26億円)を提示と600万ドル(約6億5300万円)もの開きがあったことから、年俸調停突入が濃厚と見られていた。だが、両者が歩み寄り、1月中に合意に達した。
アレナドはデビューから6年連続ゴールドグラブ賞を受賞し、27歳ながらプラチナグラブ賞2度、シルバースラッガー賞4度、球宴選出4度の実績を持つ三塁手。昨季は38本塁打でナ・リーグ本塁打王に輝き、4年連続35本塁打110打点を記録したほか、通算打率は.291を誇る。FAとなる来オフには大争奪戦の末に大型契約を結ぶことが予想される。
(Full-Count編集部=AP)