元阪神・呉昇桓、今季が「メジャー最終年の可能性」!? 「韓国復帰も考える」
地元メディアが特集記事「KBOに復帰することもあり得る」
元阪神のロッキーズ呉昇桓投手は今季、メジャー4年目のシーズンを迎える。昨シーズンはブルージェイズで開幕を迎え、シーズン途中にプレーオフ争いを繰り広げていたロッキーズに移籍。2球団で計73試合に登板し、6勝3敗3セーブ21ホールド、防御率2.63という好成績を残した。70試合以上に登板すれば年俸250万ドル(約2億7360万円)で2019年の契約が自動延長となるベスティング・オプションが含まれていたため、今季もロッキーズでプレーする。
今オフには「韓国に戻りたい」「日本とアメリカで5年間プレーして、少し疲れ切ってしまっているんだ」などと発言したことが米メディアで大きく取り上げられた呉昇桓。韓国の地元紙「中央日報」(英字版)は「オ・スンファンはまだ終わっていない」とのタイトルで特集を掲載し、今季がメジャーで最後の1年になる可能性があると伝えている。
記事では、呉昇桓が「可能性として、メジャーでの最終年になり得るシーズンに向けて」渡米したと紹介。本人は「キャンプを始めるときは常に同じ気分なんだ。この冬(オフ)は休息もとれたし、トレーニングも積むことができているよ。だから、これまでのどのシーズンよりも良い状態だと感じているね」と話したという。メジャー4シーズン目に向けて、調整は順調なようだ。
過去3シーズンで通算211試合登板、13勝12敗42セーブ42ホールド、防御率2.78という好成績を残してきた。ただ、特集では「これがオにとってFAになる前の最後の年となるため、2019年シーズンはこの36歳の抑え投手にとってメジャーリーグ最終年となる可能性がある」と言及。日本時代のキャリアも振り返り、「オは韓国と日本、そしてアメリカでポストシーズンでプレーした最初の韓国人となった」と紹介しつつ、今シーズンの成績次第で「大型契約を再び結びメジャーに残留するか、もしくはKBOに復帰することもあり得る」としている。
本人は取材に対して「シーズンが終了したら、(KBOへの)復帰も考えるよ」とコメント。ただ、呉昇桓は2016年の違法賭博により、KBOでは72試合の出場停止処分が科されている。記事では最後にこの事実も紹介。シーズン終了後に36歳のベテラン右腕がどんな決断を下すのか、注目が集まる。
(Full-Count編集部)