「少しでも恩返しを」―パ・リーグ王者・西武、南郷キャンプで見られる“変化”

胴上げを疑似体験できるフォトスポットを設置【写真:岩国誠】
胴上げを疑似体験できるフォトスポットを設置【写真:岩国誠】

球場デコレーションは春季キャンプから設置

 これは「ファンの方にも胴上げを疑似体験してもらい、記念に写真を撮ったりして楽しんでもらいたい」という、球団担当者の思いが込めらている。

 他にも、各施設への通路や球場内など、他の球団では見かけていた監督や選手がプリントされたのぼり旗が設置されていたり、室内練習場「南郷黒潮ドーム」へ向かう入り口には、球団ロゴをあしらったボールが勢い良く壁にめり込んでいるトリックアートのような、遊び心のあるフォトスポットも。

 去年の秋季キャンプにはなかったこれらの球場デコレーション。球団関係者に話を聞くと「このキャンプシーズンに南郷まで足を伸ばしてくださったファンの皆さんに、そして、昔からこの日南市南郷町で我々を応援してくださった地元の皆さんのために、少しでも喜んでもらおう」と、この春季キャンプから設置されたものだという。

「3日には海上パレードもやっていただいたこの日南市南郷町に、少しでも恩返しさせていただければ」と、資金は球団側が全て請け負って、今回の試みが実現した。西武A班・南郷キャンプは2月18日まで実施。9日、14日が休養日となっている。現在、ホーム球場のメットライフドームもファンに楽しんでいただけるボールパーク化へ向け、着々と改装工事が進んでいるが、一足先に南郷スタジアムでその一端を体験してみてはいかがだろうか。

(岩国誠 / Makoto Iwakuni)

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