最も恐れられた王貞治、セは捕手にも多数… 今季達成が予想される記録【敬遠編】
現役で通算100敬遠は0人、巨人阿部が76敬遠でトップ
○現役選手の敬遠数10傑
1 阿部慎之助(巨) 76敬遠(2001-2018)
2 石原慶幸(広) 50敬遠(2002-2018)
3 青木宣親(ヤ) 41敬遠(2004-2018)
4 福浦和也(ロ) 40敬遠(1997-2018)
5 福留孝介(神) 34敬遠(1999-2018)
6 糸井嘉男(神) 34敬遠(2007-2018)
7 坂本勇人(巨) 34敬遠(2007-2018)
8 バレンティン(ヤ) 31敬遠(2011-2018)
9 中島宏之(巨) 28敬遠(2002-2018)
10 内川聖一(ソ) 26敬遠(2001-2018)
NPB史上100敬遠以上は12人いるが、現役1位の巨人、阿部でもシーズン最多は2013年の「9」であり、大台到達は難しそうだ。2位には広島の石原がいる。セ・リーグの捕手だ。
1試合当たりの敬遠数は1969年のパが0.17、セが0.14。2018年のパが0.14、セが0.18と半世紀前とほとんど変わらない。しかし、昔の敬遠が特定の打者に集中したのに対して、近年は打者ではなく、状況で敬遠される傾向にあり、個々の打者の敬遠数はそれほど多くない。
申告敬遠の導入で、敬遠のスタイルは大きく変わり、以前より簡単に敬遠できるようになったが、敬遠数が増えることにはつながらないようだ。
(広尾晃 / Koh Hiroo)