28人中27人が平成生まれの侍ジャパン パ球団の初選出5人の経歴は…?
日ハム西川は意外にも初選出
○西川遥輝外野手(日本ハム)
3度の盗塁王、それぞれ2度のベストナインとゴールデングラブ賞と、既にプロとして十二分に実績を残している西川にとって、今回が代表初選出というのは少々意外かもしれない。昨季は自身初の2桁本塁打(10本)を記録し、盗塁数(44個)も自己最多。シーズン序盤は不振に陥ったが、7月以降は安定感のある打撃が復活。苦戦が予想されたチームがAクラス入りを果たす原動力となった。
安定して3割台後半~4割超を記録する出塁率の高さが示すとおり、西川はトップバッターとしてのさまざまな要素を高水準で兼ね備えている。俊足を活かした外野守備でもたびたびファンを沸かせる球界屈指の韋駄天が、初めて身にまとう代表のユニフォームでどのようなプレーを見せてくれるか注目だ。
西川のコメントは以下の通り。
「まずは、代表チームに選出していただいたことに感謝したいです。(侍ジャパン選出は)初めてのことなので、日の丸を背負う責任を感じると思いますし、やるからには、チームの勝利に貢献したいと思っています。このチャンスをモノにできるよう頑張ります」
○森原康平投手(楽天)
森原は大学、社会人を経て2016年のドラフト5位でプロ入りすると、1年目の2017年から即戦力の期待に応える投球を見せてチームの序盤戦の快進撃を支えるひとりとなった。6月以降は打ち込まれる試合が増えて防御率4.81という数字に終わったものの、42試合に登板して期待を持たせた。
続く2018年は手術を行った影響で、1軍初登板が8月中旬までずれ込んだが、その後は9月24日の時点で防御率2.57と復活をアピールした。抑えを任された2試合で計7失点を喫して防御率は跳ね上がってしまったが、その能力を買われての代表入りを新シーズンでの飛躍の足がかりとしたいところだ。
森原のコメントは以下の通り。
「日本代表に選んでいただき大変光栄です。なかなか経験できることではないですので、少しでも多くのことを学びたいと思います。チームの勝利に貢献することはもちろんですが、今後の自分の成長に繋げていけるよう精一杯頑張ります」