大谷翔平と菊池雄星に刮目せよ! 米全国紙が指令「知っておくべきこと」
米全国紙「USAトゥデイ」が「メジャー各球団の知っておくべき3つのこと」を特集
メジャー各球団のスプリングトレーニングは内、外野手が加わった全体練習が始まり、21日(日本時間22日)のアスレチックス・マリナーズ戦からオープン戦がスタートする。いよいよ実戦モード突入となるが、米全国紙「USAトゥデイ」は「各球団の知っておくべき3つのこと」と特集を掲載している。
エンゼルス。知っておくべき3つのポイントのうち1つに挙げられたのは、やはり大谷翔平だった。昨年10月初旬に右肘のトミー・ジョン手術を受け、今季は打者一本。5月復帰が期待される中、記事では新人だった昨季に326打席で22本塁打を放ったことに注目。本塁打率14.82。リーグ本塁打王だったアスレチックスのクリス・デービスは本塁打率12.00でタイトル争いができる破壊力だった。記事では「肘の手術を受けたため今シーズンマウンドに上がることはないが、それでもショウヘイ・オオタニは打席に立つことはできる」と言及されている。
さらに、記事では昨季まで2年連続20本塁打をマークしているジャスティン・ボアについてはトラウト、アップトンの後に控えるクリーンアップの打者として評価。「ボアのパワーはうまくフィットする。(左投げ、右投げなど投手の特性で決める)プラトン起用も可能だ」との説明を加え、胸郭出口症候群の手術からの復活を目指すマット・ハービーを3つ目のポイントに挙げている。
マリナーズの注目ポイントの1つに挙がったのは大谷の花巻東高の先輩にあたる菊池雄星だった。オフに西武からポスティングシステムを利用して加入した左腕は、記事では「マリナーズにとっての『太平洋の向こう側からの優秀な輸入品』の流れに乗ること。それがユウセイ・キクチの目指すものである。この27歳の投手は日本で3度球宴に選ばれ、開幕投手になり得る存在である」と高い期待をかけられた。ただ、メジャー挑戦1年目の今季は故障予防の観点から、6試合先発→先発で1イニングだけ登板→6試合先発と異例の起用法がとられる。「彼は6人制ローテーションから移行する中で、投球回数(イニング)が制限されることになるだろう」と予測されている。
一刀流で挑む大谷とメジャー挑戦1年目の菊池。日本だけでなく、全米から“花巻東出身コンビ”は注目を集める1年となりそうだ。
(Full-Count編集部)