オリ山岡、初対外試合で3回3失点も6奪三振 開幕候補も「投げるところで全力」
開幕投手候補最有力の山岡「チームで一番信頼される投手が投げるもの」
オリックス開幕投手候補の山岡泰輔投手が23日、斗山ベアーズとの練習試合に先発。3回4安打3失点も6三振を奪った。
「相手の打者がわからないので打者の反応を見て投げていこうと思いました」と語った山岡。初回は力のあるストレートを軸に斗山打線を3者凡退に抑える。
しかし、2回に4本の長短打を浴び3失点。「地面が掘れすぎていて、自分の中で(ボールの)リリースのタイミングが難しかった」と口にしたが、3回には自身の投球感覚をしっかり修正し3者凡退。この日の最速149キロを記録したのも3回だった。
対外試合初登板を終えた右腕は「調子はまぁまぁ。変化球も全部試しました。(出来は)半々ですかね。いいボールも悪いボールもありました」と振り返った。それでも「良かった」という得意のスライダーで5奪三振。残り一つの三振はチェンジアップで奪った。
金子弌大投手と西勇輝投手が抜け、エースとしての役割も期待されるが「チームで一番信頼される投手が投げるもの」と開幕投手のイメージについて答えた後「そういうピッチャーになりたい」とも語った。
開幕投手への期待が高まるが「投げてみたい気持ちはありますが、自分がどこで投げるかは言われていない。その投げるところで全力投球でいきたいと思います」と、あくまで自然体を貫く。3月9、10日に開催される「ENEOS 侍ジャパンシリーズ2019『日本vsメキシコ』」のメンバーにも選出された24歳右腕が2019年、オリックスの新たなエースとなるか。今後の投球に注目だ。
(岩国誠 / Makoto Iwakuni)