大谷翔平、19年は打率.295&30発&90打点!? 米記者断言「昨季を軽く超える」
米メディア「スポーティングニュース」ディポリート記者「打率.295&30発&90打点を現実的に狙える」
昨年10月、右肘内側側副靭帯の再建術(トミー・ジョン手術)を受けた影響で今季指名打者として復帰を目指しているエンゼルスの大谷翔平投手。昨季は投手としては10試合先発に留まったが、打率.285、22本塁打、61打点と大活躍。見事ア・リーグ新人王に輝いた。5月に打者として復帰を目指す二刀流スターについて、名物コラムニストは打者として昨季を遥かに凌ぐエリート級の成績を残す、と予想している。
「オオタニは完全に健康な状態で5月に復帰することができれば、昨季の成績を軽く越えることは可能だと考えている。個人的な予想では、打率.295、本塁打は25~30本、90打点は現実的に狙えるラインだと思う。(手術した)右腕の反応次第だが、素晴らしいシーズンを期待している」
こう語ったのは米スポーツメディア「スポーティングニュース」のジョセフ・ディポリート記者だ。ロサンゼルスを拠点にエンゼルス、ドジャースというMLB球団のみならず、様々な競技で取材活動を展開。取材記者会見でも激しい身振りとともに大谷に質問をぶつけている名物コラムニストだ。
昨季は打者として圧巻の長打力を見せた大谷だが、2シーズン目は新人王に輝いたルーキーイヤーを超える成績を残すと、ディポリート記者は分析。昨季のア・リーグ成績では打率.295は13位相当。30本塁打は12位相当、90打点は14位相当。怪我の完治と5月復帰を条件としながらも、エリートバッターと呼ぶに相応しい活躍を予想していた。
その理由は昨季の2か月間に見せた打者・大谷の進化にあるという。
「彼は最後の2か月間で打者として凄まじい成長を果たした。個人的には3つの点に注目している。メジャーの投手を十分に研究し、適応していた。反対方向に打球を飛ばす技術も高めていた。そして、打席ではよりリラックスできていたことも、シーズン終了まで手術を待ったメリットだと感じた。肘へのリスクという部分は長期的に見なければ、何とも言えない部分。だが、彼が目標としていた、打者としての成長は見事に達成したのだ。その進化が復帰後のベースとして生きてくると思う」
ディポリート氏はこう力説した。昨季は二刀流センセーションを巻き起こした大谷。一刀流で挑む今季はメジャーに旋風を巻き起こすことができるだろうか。
(Full-Count編集部)