ハーパーがFA史上最高額で合意間近か…マチャド10年約332億円超えを米予想
フィリーズなど複数球団がハーパーとのラスベガス会談
オフのFA市場を賑わせた大物選手の去就が、いよいよ決着を見そうだ。ナショナルズからFAとなっているブライス・ハーパー外野手が2月中にも移籍先を決定するようだ。米テレビ局「NBCスポーツ・フィラデルフィア」公式サイトが伝えている。
ハーパーは22日(日本時間23日)にオフシーズンに居を構えるラスベガスで、フィリーズのオーナー、ジョン・ミドルトン氏と交渉。26歳スラッガーを訪問したのは、当初フィリーズだけかと思われていたが、複数の球団がラスベガスに訪れていたようだ。記事では「球界にはハーパー争奪戦が今週で決着を見るという空気が漂っている」と指摘。早ければ2月中、あるいは3月初旬には移籍先が決まるだろうと見ている。
その理由の1つが、開幕が約1か月後に迫っていることだ。「ハーパーも代理人のボラス氏も、開幕前に選手は実戦で必要な打席数に立って準備をしなければならないことは知らないはずはない」とし、26歳ながら通算184本塁打を誇る天才打者ハーパーであっても、ある程度の準備期間は必要であると言及。22日(同23日)に行われたラスベガスでの交渉をもって、ハーパー側が最終選考に取りかかっていると予想している。
21日(同22日)には、マニー・マチャド内野手がパドレスと10年3億ドル(約331億8400万円)の大型契約を結び、2007年にアレックス・ロドリゲスがヤンキースと結んだ10年2億7500万ドル(約302億1900万円)を抜いて、メジャーFA史上最高額契約となった。だが、複数の米メディアはハーパーがマチャドを上回る契約を勝ち取ると予想。今年まで12年も塗り替えられることのなかった記録が、わずか1週間ほどで2度も更新されることになりそうだ。
大本命と見られるフィリーズが争奪戦を制するのか、あるいは他球団が巻き返すのか。ハーパー争奪戦は最終節に突入した。
(Full-Count編集部)