菊池雄星のストレートに米注目 MLB公式選ぶ「打者を圧倒しうる10球種」
「キクチは注目すべきシアトルの左腕」と高評価
メジャーでは全30球団がオープン戦をスタートさせ、いよいよ開幕に向けての実戦調整の段階を迎えた。マリナーズとアスレチックスによる日本開幕戦(3月20、21日)を経て、北米では3月28日(日本時間29日)から本格的に開幕。今年も見どころ満載のシーズンとなりそうだが、MLB公式サイトが注目したのは、今季のカギを握ることになりそうな投手の持ち球だった。「2019年に打者を圧倒しうる10球種」と題した特集を組み、その中で今季からマリナーズに加入した菊池雄星投手のストレートに焦点を当てている。
並み居るメジャー投手たちが誇る数々の持ち球。その中から選ばれた注目の10球種に、菊池のストレートが割って入った。寸評では、27歳日本人左腕のストレートは平均球速は91.4マイル(約147.1キロ)ながら、96~98マイル(約154~158キロ)に達すると紹介。日本では「過去3シーズン、1イニングあたり平均1三振以上を記録」と奪三振数が多かったことに触れると同時に、「MLB打者と対戦経験がないことも有利に働くだろう」と予測。オフにマリナーズからヤンキースへトレード移籍したパクストンを引き合いに出しながら、「キクチは注目すべき新しいシアトルの左腕だ」と“断言”している。
その他、「打者を圧倒しうる」として選ばれた球種は以下の通り。
ネイサン・イオバルディ(レッドソックス)のカットボール
ジェームス・パクストン(ヤンキース)のカットボール
ヘスス・ルサルド(アスレチックス)のチェンジアップ
テイラー・ロジャース(ツインズ)のスライダー
ジョーダン・ヒックス(カージナルス)のスライダー
ヘルマン・マルケス(ロッキーズ)のスライダー
ケーレブ・ファーガソン(ドジャース)のカーブ
フレディ・ペラルタ(ブルワーズ)のフォーシーム
マイケル・ピネダ(ツインズ)のスライダー
紹介された10球種を念頭に置き、今季のメジャー観戦を楽しんでみるのもいいかもしれない。
(Full-Count編集部)