昇格の鷹育成左腕・川原がブルペンで54球「持っている力を出し切って」
キャンプ最終日からA組に昇格、支配下復帰へ前進
ソフトバンクの川原弘之投手が、宮崎キャンプ最終日の25日から主力組中心のA組に昇格し、早速ブルペンで投球練習を行った。工藤公康監督や倉野信次1軍投手コーチも見守る中で54球を投げ込んだ。
育成選手ながら、キャンプ中のA組紅白戦に抜擢され151キロをマークするなど、アピールを続けてきた川原。「この前の紅白戦でいい結果が出せたし、いいアピールになったかな」。キャンプ最終日、26日からの「球春みやざきベースボールゲームズ」3試合を前にしての昇格となった。
この日は「バランスとタイミングを意識して投げました」と変化球も交えてボールを投げ込んだが、内容には不満顔。「ちょっと緊張からか、あまり良くなかったですね」と首を傾げた。
26日の楽天戦には登板予定はないが、27日の西武戦、28日のロッテ戦のどちらかで登板するチャンスがある見込み。「自分の持っている力を出し切ってゼロに抑えて、それを評価してもらえればいいなと思います」。支配下復帰、開幕1軍入りを目指してアピールを続けていく。
(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)