硬軟が異例のタッグ 女子混合チーム「北海道オールスターズ」が韓国で親善試合

国際女子野球キャンプに「北海道オールスターズ」が初出場【写真:編集部】
国際女子野球キャンプに「北海道オールスターズ」が初出場【写真:編集部】

3月1日から韓国で行われる「国際女子野球キャンプ」に参加

 韓国で開催される国際女子野球キャンプ(3月1~3日、楊口郡)に「北海道オールスターズ」が初出場する。硬式と軟式の選手から成る異色の連合チームを率いるのは、02年の第2回世界選手権から16年の第7回ワールドカップまで日本代表で活躍した金由起子監督兼選手。「自分の世界を広げてほしい」と若手育成に意欲的だ。

 28日に韓国入りするメンバーは15人。女子硬式クラブチームのホーネッツ・レディースで指揮を執る金監督のほか、札幌新陽高女子硬式野球部の青山真里子コーチと女子軟式野球クラブチーム札幌シェールズの竹中揚子監督が選手兼任でコーチを務め、大学生3人、高校生7人を中心とした若手主体のチームで乗り込む。

 昨年末、韓国からの招待状を受け取った金監督は、自チームでの単独出場が難しいと判断すると、連合チーム結成を模索した。プロ野球の日本ハム、社会人野球、大学野球、高校野球、少年野球、女子野球など、北海道の野球18団体が加盟するNPO法人北海道野球協議会を通じて選手を募集。札幌新陽高から4人、軟式の札幌シェールズから5人と苫小牧ガイラルディアから1人の参加が決まった。

 普段、軟式の選手は硬式の大会に参加できないが、今回は女子野球の普及振興のため認められた。05年に硬式チームを立ち上げるまで軟式チームでプレーしていた金監督は「横のつながりがある北海道だからこそ、このチームができたのかなと思います。地方から女子野球を盛り上げていけたらいいですね」と話す。

現地では野球教室も実施、金監督「教えることも勉強」

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY