大物3選手の契約で計1000億円… メジャーリーグ、“激動”の1週間に
ハーパー&マチャド&アレナドが超大型契約、続々と記録を更新
メジャーリーグのストーブリーグでは、この1週間で大物3選手が新たな契約を結んだ。全員の契約を合計すると8億9000万ドル(約995億円)。とんでもない額が動いたことになる。
まずは先月21日(日本時間22日)、ドジャースからFAとなっていたマニー・マチャド内野手がパドレスと10年総額3億ドル(約335億3400万円)で契約。2007年オフにアレックス・ロドリゲスがヤンキースと結んだ10年総額2億7500万ドル(約307億3000万円)を上回り、米国スポーツのFA契約では史上最高額を更新した。
すると、26日(同27日)にはノーラン・アレナド内野手が8年総額2億6000万ドル(約290億5500万円)でロッキーズとの契約延長に合意。アレナドは今季限りでロッキーズとの契約が満了となり、FAになる予定だった。年平均3250万ドル(約36億3200万円)は野手史上最高額。マチャドとアレナドはともにメジャー屈指の三塁手として知られている。
そして、28日(同1日)にはマチャドとともにFA市場最大の目玉だったブライス・ハーパー外野手が、フィリーズと13年総額3億3000万ドル(約368億7750万円)で契約合意。マチャドが更新したばかりのFA選手最高総額を上回り、2014年オフにジャンカルロ・スタントン外野手が当時所属していたマーリンズと結んだ13年3億2500万ドル(約362億円)をも塗り替えて、米スポーツ史上最高総額となった。
昨年から冷え込んでいたメジャーリーグのFA市場。しかし、マチャドとハーパーはFAとして超大型契約を勝ち取り、アレナドはFAになる前に愛着のあるロッキーズとの契約延長という形で野手としての最高年俸を手にした。まさに激動の1週間となった。
(Full-Count編集部)