ダルビッシュ復活でシカゴのファンは“手のひら返し”を―地元紙記者が期待

「彼は人々が間違っていると証明する必要はない。彼らはすでに間違っていたのだから」

 メジャー移籍2年目の2013年には、レンジャーズで13勝9敗、防御率2.83、209回2/3を投げてリーグ最多の277奪三振という圧倒的な成績をマークしたダルビッシュ。サイ・ヤング賞投票では2位に入り、メジャートップクラスの実力を証明した。だからこそ、期待は大きい。

 記事では「彼が健康になり、やっと能力を見せられると想像することは楽しい」と言及。そして、仮にダルビッシュが当時の姿を取り戻した場合については「恐らく最大の疑問は、怪我をしたダルビッシュを批判した熱心なカブスファンたちは、彼が成功した場合に発言をどう撤回するのであろうか? そうした状況になってほしい。彼らの柔軟性を見てみたい」としている。「今、彼を批判した多くの人たちが、カブスがプレーオフでの輝きを取り戻せるくらい彼が健康であることを望んでいる。もし彼がそうなれば、ファンたちが全てを許すことは間違いないであろう」。執筆した記者はファンの“手のひら返し”を期待しているというのだ。

「私は彼が良い年を送ることを望んでいる。彼の健康面が話題とならないことを望んでいる。彼が今と同じくらい幸せなままでいることを望んでいる」

 まずはダルビッシュが1年怪我することなくシーズンを送ることがベストだ。一方で、記事では「しかし、これは知っておくべきだ。彼は人々が間違っていると証明する必要はない。彼らはすでに間違っていたのだから」とも指摘。復活へ向けて前進するダルビッシュの姿勢が、地元記者の心を動かしていることは間違いないようだ。

(Full-Count編集部)

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