ソフトバンク・サファテが「調子が良すぎて」? 6日の西武戦登板を回避

攝津の引退セレモニーに「自分もいつかは」

 これまでと同様に、今季もブルペンリーダーとしての役割は大きい。10日に宮崎春季キャンプに合流して以来、サファテは今季のブルペン陣をどう見ているのか。

「若い投手が増えて、自分も若くいられるよ。森は少しデブになったね(笑)。甲斐野はすごくいいものを持っていると思う。ただオープン戦でどれだけよくやっていても、シーズンが始まれば変わってくることもあるから、しっかり準備してほしいね。嘉弥真も自分の課題にしっかり取り組んでいるし、(岩嵜)翔や石川や加治屋は(1軍から)離れているけど、しっかり戻ってきてくれると思っているよ」

 一番仲がいい森唯斗のことを真っ先にディスったが、森の調整が順調だと認めているからこそ。直後にはきちんとフォローした。

「すごくコンディションはいいと思うし、ここまでそんなに投げすぎていないので自分のペースで調整できていると思う。連続して試合数も多いので、しっかり肩のケアをして投げてくれたらと思うよ」

 最後に2日に引退セレモニーを行った攝津正氏について次のように語った。

「攝津は内向的なところもあって最初の1、2年はあまりしゃべることもなかったけど、その後は一緒に釣りに行ったりするようになった。彼の存在は本当に大きなものだったし、すごくいい球を投げる投手だった。最後の方はベストのパフォーマンスはできなくても、それでも恐れずに打者に向かっていっていた。そういう姿勢はすごく参考になったよ。引退セレモニーを見て、自分も数年後にはこういう立場になるんだと思った。それまではしっかりと楽しんで野球人生を送りたいなと思っている」

 手術した股関節への負担を考えれば、昨年と同じ体重に戻すことがベストとは限らないだろう。その中で、いかに“サファテ本来の球”を取り戻していくのか。首脳陣も慎重に様子を見ながら調整を続けさせることになりそうだ。

(藤浦一都 / Kazuto Fujiura)

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