大谷翔平のリハビリ活力に? DH三つ巴争いのプホルス&ボーアが開幕へ
プホルスはOP戦打率5割超え、ボーアは新天地デビュー戦アーチ
エンゼルスの大谷翔平投手と指名打者を争う大砲コンビが好調だ。主砲、アルバート・プホルス内野手、DH兼一塁手のジャスティン・ボーア内野手がスプリングトレーニングで順調な調整ぶりをアピールしている。
プホルスは3日(日本時間4日)のアスレチックスとのオープン戦で「3番・DH」でスタメン出場。初回2死で中前安打を放つと、3回1死ではトラウトと2者連続となる左超え1号ソロ。5回2死の右前打と合わせ、3打数3安打1打点と大暴れを見せた。
ここまで4試合出場し、9打数5安打の打率.556、1本塁打、1打点、OPS1.525をマーク。昨年8月に左膝、9月に右肘の手術を受けたが、これまでに「とてもいい。ちょっと早めに始めたから急がずに自分のペースでいけている」と順調に回復していることを強調している。メジャー歴代で4人しかいない通算3082安打、633本塁打をマークし、将来の殿堂入りが確実視される大砲は3月28日のアスレチックスとの開幕戦へ視界良好だ。
ボーアは2日(同3日)のレッズ戦で「3番・DH」でオープン戦初出場。3回2死一塁で移籍後初アーチとなるオープン戦1号2ランを右超えへかけた。昨季まで4年連続で2桁本塁打をマークしている左の大砲が、いきなり持ち味の長打力を発揮した。これまでに「僕は一塁手として162試合プレーできるように準備をしている。そして監督がその日に決めた事をやるだけだね」と意気込んでいる。
プホルス、ボーアの打撃好調は14年以来5年ぶりの地区優勝、02年以来のワールドシリーズ制覇へ明るい材料。大谷について、プホルスは「彼の存在感もすごい。今年彼が戻って来てどうプレーするかが楽しみだ」と語っている。指名打者を三つ巴で争う大谷は1日(同2日)に下から投げてもらうティー打撃を再開したばかり。それでも、シーズン開幕へグラウンドで躍動する大砲コンビの存在は地道なリハビリ、メジャー2年目の活力となるに違いない。
(Full-Count編集部)