「選手の名前が分かる形で試合を」JR東日本が電光掲示選手名ボード除幕式
多くのプロを輩出する名門 幕張から柏にグラウンドを移し、今年で10年目
社会人野球の名門・JR東日本野球部の千葉県柏市のグラウンドに新たに電光掲示の選手名ボードが設置され、5日に除幕式が行われた。
JR東日本は創部1920年で、2011年には都市対抗野球を制した強豪の社会人チーム。三菱自動車岡崎時代から多くのプロ野球選手を輩出してきた名将・堀井哲也が率いる。今年も最速153キロの太田龍投手(れいめい)、西田光汰投手(大体大浪商)らのドラフト候補が在籍している。
2009年に千葉・幕張から柏市にグラウンドの場所を移し、今年で10年目。その節目を記念して、選手名ボードを設置することになった。式典では同社の高岡野球部長が挨拶し、「選手の名前が分かる形で試合をご覧いただけるようになりました。ここまで来られたのは熱い声援を送ってくださった地元、ファンの皆様、多くの関係者の皆様のおかげです」と感謝の気持ちを伝えた。
その後、堀井監督をはじめ、コーチ、選手たちの名前が新しいボードで顔写真入りで紹介された。式典後には栃木ゴールデンブレーブスとのオープン戦が開始。スターティングラインナップが表示され、スタンドに集まったギャラリーはグラウンドと掲示板の両方を見ながら、試合を楽しんだ。
(楢崎豊 / Yutaka Narasaki)