パにはヒーローから仕事人までよりどりみどり　「アナタにオススメ」選手診断

Dタイプ、Eタイプ、Fタイプは…

　Dタイプになったアナタには「魅力がたっぷり！　愛でタイプ」の選手がオススメです。パ・リーグでは、西武・金子侑司外野手、オリックス・宗佑磨外野手、ロッテ・成田翔投手などが「愛でタイプ」かも。

　金子侑は、端正なマスクと俊足を持っていますが、何よりも魅力的なのは「自分がかっこいいと知っている」「かっこよく見られる努力をしている」こと！　外野の守備中に何度も帽子を落とす姿も絵になります（その帽子は先輩の秋山が拾います）。

　宗は、川端崇義氏の応援歌を受け継ぎ、昨季1番打者としてブレークの兆しを見せた22歳。昨年のファン感謝デーでは盛り上げ役に徹していました。成田はロッテのバレンタイン限定「あなたがチョコを渡したい選手」投票では堂々の3連覇。2017年には、オリックスのマレーロからNPB通算10万号アーチを浴びたことでも、注目を集めました。

　Eタイプと診断されたアナタには、「安定と信頼のキッチリ仕事人！」と呼ぶべき選手がオススメでしょう。パ・リーグでは、楽天の藤田一也内野手、西武の源田壮亮内野手、ソフトバンクの中村晃外野手などが御眼鏡に適うはず。

　藤田は、日本球界屈指の二塁守備の名手。何でもない顔で超ファインプレーをやってのけるベテランです。しかし、チームが創設後初の日本一に輝いた2013年、日本シリーズ第5戦で死球を受けて途中交代を告げられ、涙を耐え切れなかった熱い一面もあります。

　源田は、ルーキーイヤーの2017年に開幕スタメンに名を連ね、またたく間に正遊撃手の座をつかみました。連続フルイニング出場も続けている恐るべき3年目。昨季、もっとも動揺していたのは背中に虫が入ったときだったかも。中村晃を一言で言うと、まさに職人。高打率を維持しつつ、長打もかっ飛ばします。しみじみと「良い選手だなあ」と言いたくなりますね。

　Fタイプのアナタには、ロッテの石川歩投手がオススメ。2013年にドラフト1位指名を受けると、いきなり10勝を挙げて新人王に輝き、実績を積み上げていきます。2016年には、23試合14勝5敗、防御率2.16で最優秀防御率・最優秀バッテリー賞（田村龍弘捕手と）を獲得しました。

　高校生のときに中華料理屋でアルバイトをしていて、卒業後は服飾の専門学校への進学を考えていたのだとか。ファッションに興味があったことやこだわりのありそうな髭など、技巧派の雰囲気を漂わせており、実際にシンカーは強力な武器ですが、150キロを超えるストレートも持ち味です。天ぷらが大好きで、天ぷらに関する分厚い本を読み耽っていたという一面も。

　いかがでしたでしょうか？　「やっぱり自分はこのタイプだった」、「思っていた結果と違った」など、感想はさまざまあると思いますが、すべての選手がそれぞれの魅力を備えていることは間違いありません。みなさんが、理想の選手と出会えることを祈っています！

（「パ・リーグ インサイト」馬塲呉葉）

（記事提供：パ・リーグ インサイト）